Agent Card

Agent Card

Agentcard (Y Combinator-backed) · その他

Agent CardはAIエージェント向けの決済インフラで、Y Combinatorの支援を受けるAgentcardのチームが開発した。開発者には組み込み可能なウォレットウィジェットと2種類のVisaカードを提供し、エージェントが購入をユーザーに差し戻さず自分で完了できるようにする。これでエージェント向け決済を端から端まで網羅する。エージェントブラウザ、iMessageアシスタント、ホスティングサービスを作るチームが対象で、自前のブラウザ自動化からでもAgentcardの購入APIからでも動く。

Agent Card の画面プレビュー

Agent Card について

Agent Cardとは

Agent Cardは、AIエージェント向けの決済レイヤーを手がけるAgentcardの製品だ。考え方は単純である。ユーザーはすでにアシスタントへ夕食や航空券、買い足しを頼んでいる。足りないのは最後の支払いの一手だけ。Agentcardはウォレットウィジェットと、エージェントが実際に使えるカードでその隙間を埋める。

ウォレットには2つの製品が入る。Connectはユーザーが既に持つクレジットカードやデビットカードを共有する仕組みで、エージェントはユーザーの本物のカードで払い、ユーザーはポイントとキャッシュバックを保てる。Issueは代わりに新しいAgentcardを作る。1つの店と1つの金額に固定され、Visaが使える場所ならどこでも通る。どちらの場合も開発者はインターチェンジ収入を得る。これが魅力だ。

最大の難点は、Agent Cardがダウンロードして試せる消費者向けアプリではないことだ。個人向けの無料プランもセルフ登録もなく、何かを試す前に営業のプロセスを通す必要がある。SDKやAPIをつなげられるチーム向けに作られており、チャットボットにカードを1枚持たせたいだけの人のためのものではない。

はじめ方

  1. ウェブサイトからAgentcardのチームに連絡し、アカウントを開設してウォレットへのアクセスを得る。
  2. Agentcard Walletウィジェットをアプリに追加し、ユーザーが自分のカードをつなぐか、新しいカードを発行するかを決める。
  3. オンボーディングを処理する。ユーザーはメールのコードでカードを追加でき、数秒で済む。その場で新しいAgentcardを作ることもできる。
  4. エージェントの支払い方法を選ぶ。自前のブラウザ自動化か、Agentcardの購入API連携か。
  5. 残高を入れ、カードごとに支出上限と店の制限を設定し、エージェントに購入を完了させる。

AIツール情報

Agent Cardの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。

無料プランいいえ
有料プランContact sales
プラットフォームWeb, iMessage agents, agent browsers, hosting services
開発元Agentcard (Y Combinator-backed)
カテゴリその他
リリース日Jul 2025
最終更新Sep 2025
サイト訪問数22.6K
サイト世界ランキング866.3K
API提供状況はい

こんな人におすすめ

このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。

ユーザー

  • AIエージェントを作る開発者。Agent Cardが支払いの一手を担うので、カード発行や保管庫の保存を自分で作らずに済む。SDKやAPIを組み込むエンジニアリングリソースは必要だ。
  • エージェントブラウザやiMessageアシスタントを手がけるプロダクトチーム。ウォレットは、依頼が始まったチャットの中で購入を完了させる手段をエージェントに与える。
  • ホスティングやopenclaw系サービスの創業者。顧客のエージェントがオンラインで、人が買うものを買えるカード。資金は会社の残高からでもユーザーからでもよい。

タスク

  • 会話の中で購入を完了する。エージェントは検索し、比較し、カートを埋めて支払える。会計の手前で止まらない。
  • サブスクの支払い。支出上限付きの多目的カードが、定期的な請求を人が1件ずつ承認せずにまかなう。
  • 厳しい上限付きの単発購入。単発カードは1つの店と1つの金額に固定されるので、番号が漏れても何も買えない。
  • ユーザーが自分の特典を保つ。個人カードをつなげば、マイルやポイント、キャッシュバックはこれまで通りユーザーに貯まる。

シーン

  • ユーザーがアシスタントにDoorDashで寿司を注文するよう頼み、エージェントが追加の指示なしに支払う。
  • ホスティングサービスが顧客ごとにエージェントカードを渡し、そのエージェントが人が買えるものなら何でもオンラインで買えるようにする。
  • フィンテックチームが、ユーザーのカード情報をアプリに通さずに、エージェント購入のインターチェンジ収入を得たい。

主な機能

Agentcard Wallet

ウォレットは、プロダクトに組み込んでエージェント決済を有効にするウィジェットだ。2種類のカードを収める。1つはユーザーが既に持つカードをつなぐもの、もう1つは新しいAgentcardを発行するもの。肝は、アプリもエージェントも本物のカード番号を見ないこと。漏れるものがない。

Connect: ユーザー自身のカードで払う

Connectはユーザーが既に持つクレジットカードとデビットカードを受け付ける。購入はすべて本人の口座で処理され、特典は積み上がり続ける。オンボーディングはメールのコードで完了する。カードは数秒で使える。カード情報はAgentcardの安全な保管庫にあり、実際に支払いが起きるときだけ共有される。

Issue: Visa対応の新しいAgentcard

Issueは数秒で新しいAgentcardを作る。エージェントはVisaが使える場所ならどこでも支払える。カードは1回の購入向けの単発か、サブスクなど向けの支出上限付き多目的か。どのカードも1つの店と1つの金額に固定されるので、番号が漏れても他には何も買えない。

範囲を絞った支出上限

エージェントカードは自前のガードレールを持つ。上限はカードごとに設定し、店に紐づける。エージェントがいくら、どこで使えるかを事前に決められる。自律的な購入に綱をつけるイメージだ。この仕組みが、取引ごとに人が承認を押さなくても支払いを走らせる。

2つの導入ルート

自前のブラウザ自動化を組み、Agentcardで支払いを完了させることも、Agentcardの購入APIとその連携を使うこともできる。後者は会社が毎月追加している。どちらが合うか迷うなら、多くのチームはAPIから始める。2つのルートがあれば、既存のエージェント構成を全面的に作り直さずにつなげられる。

インターチェンジと上乗せの収益

開発者は購入ごとに1%を得て、さらにダッシュボードで設定した上乗せも得る。単なるコスト部門ではなく収益の柱であり、エージェント製品を大量に運用するチームには効く。小銭ではなく本物の金だ。

会社の残高かユーザー負担か

発行したカードは、請求を1枚のインボイスにまとめる前払いの会社残高からか、Apple PayやGoogle Payで入金したユーザー残高から引き落とされる。自前の会計フローを求める会社は前者、ユーザーに資金を持たせたいチームは後者を選ぶ。

エージェントブラウザとチャット向け

ウォレットはiMessageエージェント、エージェントブラウザ、ホスティングサービスを狙い、会社は10分未満で実装できるとしている。なぜこの速さが効くのか。支払いの一手は、動くエージェントを最後に止める部分になりがちだからだ。つないでしまえば、エージェントは中途半端なタスクを残さなくなる。

メリットとデメリット

メリット

  • 2種類のカードが「自分のカードを使う」と「新しいカードを発行する」の両方を、余計な手間なしにカバーする。
  • カードごとの支出上限と店のロックが、エージェントの購入を範囲内に保つ。
  • ユーザーは個人カードをつなげば自分の特典とポイントを保てる。
  • 開発者はインターチェンジを得るので、支払いが費用だけでなく収益をもたらす。
  • Mastercardによる買収で、銀行規模の後ろ盾と届く範囲を得た。

デメリット

  • セルフ登録も料金ページもないので、試す前に営業へ連絡する必要がある。
  • 個人や小さな実験向けの無料プランがない。
  • 導入には、SDKやAPIをつなげる開発者がいる前提がある。
  • 一部のエージェントやブラウザの構成は、支払いをきれいに収める前に個別の作業が要る。

よくある質問

Agent CardはAIエージェントがオンラインで物を払えるようにする。開発者がアプリにウォレットを足し、エージェントはつないだユーザーカードか、新たに発行したAgentcardで購入を完了する。

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