
Better Logger
Nedim F. · コーディング
Better Loggerは、Xcodeのコンソールを睨み続けずにアプリの動作を確認したいiOS開発者向けに作られたmacOSのログビューアだ。iOSシミュレータからログをリアルタイムで配信することでそれを実現する。ログは色分けされたレーンに振り分けられるので、ノイズを消せる。さらに7つのMCPツールを公開しており、CursorのようなAIエディタがあなたの代わりにログデータを読み取って配信できる。無料プランと買い切りのPro版があるため、実際のデバッグ作業で試してから支払いを決められる。

Better Logger について
Better Loggerとは
Better Loggerは、シミュレータ出力の雑然とした流れを、実際にざっと目で追える形に変えるネイティブmacOSアプリだ。延々と流れる一枚のテキストの壁ではなく、メッセージをカテゴリごとのレーンに分ける。各レーンはオン・オフを切り替えられる。目的は単純で、フレームワークの雑音を千行も読まずに、本当に重要なひとつのエラーを見つけることにある。
SwiftUIで作られており、macOS 14.6以降が必要だ。接続先はiOSシミュレータで、実機ではない。ここが最大の制限として頭に置いておきたい点だ。ケーブルで実機のiPhoneを使ってデバッグすることが多いなら、現状これを今の環境の代わりにはできない。
他と一線を画すのはMCP(Model Context Protocol)連携で、MCP対応エディタが呼び出せる7つのツールを備える。つまりAIアシスタントが、シミュレータの一覧取得、絞り込んだログの取得、ライブ配信の開始と停止を行える。すでにCursorを使っていて、ソースファイルだけでなく実行時の出力をエージェントに見せたいなら、相性はいい。
はじめ方
- betterlogger.appからmacOS 14.6以降向けのアプリをダウンロードし、アプリケーションフォルダにドラッグする。
- Better Loggerを開き、いつも通りXcodeからiOSシミュレータを起動する。
- アプリが実行中のシミュレータを自動検出するのを待ち、ログがライブで流れ込むのを見る。
- 入ってくる項目をレーンに振り分け、今は不要なカテゴリをオフにする。
- AIの助けが必要なら、Cursorや他のMCPクライアントを内蔵ツールに向け、エディタの中からログを問い合わせる。これで一連の流れがひとつのウィンドウに収まる。
AIツール情報
Better Loggerの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。
こんな人におすすめ
このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。
ユーザー
- Macで開発するiOSエンジニア:シミュレータに何時間もこもり、終わりのないコンソールではなくカテゴリ別に整理されたログを求める人。
- 個人アプリ開発者:月額ツールに払わず、もっと速くバグを追いたいソロ開発者。
- Cursorユーザー:すでにMCP対応エディタで作業し、アプリのライブ出力をAIに読ませたい人。
- デバッグセッションを共有するチーム:ログを保存して同僚に渡し、レビューしてもらう開発者。
タスク
- クラッシュの追跡:バグを再現しながらログを配信し、そのあと無関係なレーンを消して障害を切り分ける。
- メモリとCPUの監視:Proのメモリモニターを使い、テスト中に漏れや遅延を見つける。
- セッションの書き出し:ログをMarkdown、JSON、CSV、プレーンテキストで保存し、バグ報告に添付する。
- AI支援のデバッグ:CursorにMCPで絞り込んだログを取得させ、実行時に実際に起きたことをアシスタントに見せる。
シーン
- 深夜のバグ修正:テスト中はアプリを2台目の画面に開いたままにし、必要なレーンだけを見えるようにする。
- コードレビューの準備:再現できるログファイルを書き出し、レビューする人が出来事の正確な順序を見られるようにする。
- 新しい同僚の受け入れ:保存したセッションを共有し、自分でシミュレータを用意せずにアプリの挙動を学んでもらう。
- 複数シミュレータでのテスト:自動検出のおかげで、複数のシミュレータを同時に監視できる。
主な機能
リアルタイムのログ配信
アプリが動いている間、ログが現れる。問題が起きたその瞬間に捕まえられる。あとからではない。実行中のシミュレータを自動検出するので、いつもの設定の手間を省ける。検出はバックグラウンドで進むため、何も手作業でつながずに2台や3台のシミュレータを同時に見られる。
レーン単位の整理
Better Loggerはログの項目を色分けされたレーンにまとめる。不要なカテゴリはレーンをオン・オフして隠せる。混み合ったコンソールがずっと読みやすくなる。日々の作業を最も変える機能だ。
AIエディタ向けのMCPツール
アプリは7つのMCPログツールを公開しており、list_devices、get_logs、start_log_stream、stop_log_streamなどが含まれる。Cursorや他のMCP対応エディタがこれらを呼び出せる。だからAIアシスタントはライブのログを読み、ソースコードから推測するのではなく実際の実行時データを扱える。本当に役立つエージェントと、そう見せかけているだけのエージェントの違いはここにある。これがこの製品を売りにしている部分だ。
4形式での書き出し
セッションはMarkdown、JSON、CSV、プレーンテキストで保存できる。それがどうした。きれいなログをバグトラッカーに貼り、構造化データを別のツールに渡し、厄介なクラッシュの記録を残せる。
メモリとCPUのモニター
アプリの動作中にメモリとCPUの使用量をリアルタイムで追うPro機能だ。テスト中に漏れや性能低下を見つけられ、実際のユーザーが不満を言い始めてから気づく事態を避けられる。画面を操作しながらグラフが上がっていくのを見ると、ログだけでは決して見えない遅さの原因が分かることが多い。
高度なログ解析とソース位置の特定
アプリは入ってくるログを解析し、ソースコードの位置を引き出す。メッセージはそれを生んだ行へと導く。セッション管理と組み合わせれば、シナリオを丸ごと再実行せずに過去の実行を見返せる。一度だけ見て二度と出なかったバグを追ったことはないか。保存したセッションがそれを解決する。
メリットとデメリット
メリット
- 無料プランは本当に使える。レーン2本、週3回のセッション保存、1日3回のMCP呼び出しが付く。
- Proはサブスクではなく$9.99の買い切りで、購入したバージョンの今後の更新も含まれる。
- MCP連携でログをCursorや類似のエディタにつなげる。競合のログビューアでここまでやるものはほとんどない。
- シミュレータを自動検出するので設定が速いままで、複数デバイスの監視も追加費用なしで済む。
- 書き出しはMarkdown、JSON、CSV、テキストに対応する。
デメリット
- 実機のiOSデバイスには対応しない。バグが実機でしか出ないなら、ワークフローのその半分には別のツールが要る。
- macOS 14.6以降が必要で、古いMacでは動かせない。
- 無料プランは週3回の保存と1日3回のMCP呼び出しに制限され、忙しい週には窮屈に感じることがある。
よくある質問
iOS開発者向けのmacOSログビューアだ。iOSシミュレータのログをリアルタイムで配信し、視覚的なレーンに整理し、MCPを通じてAIエディタに接続する。開発者は、アプリの動作をより速く見る方法だと説明している。
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