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Invoke AI · 画像
InvokeAIは、クラウドではなく自分のパソコンで動かす無料のオープンソースAI画像生成ツールだ。編集用のレイヤーキャンバスと、繰り返し使えるパイプラインを組むノードベースのワークフローを組み合わせ、Flux、SDXL、SD 1.5といったモデルに対応する。すべてがローカルに留まるため、プロンプトと画像が自分のマシンから出ることはない。

Invokeai について
InvokeAIとは
InvokeAIは、ローカルで動作しApache 2.0ライセンスで公開されるオープンソース画像生成のクリエイティブエンジンだ。もともとは2022年に画像生成で使われていたコマンドラインスクリプトに代わる、より扱いやすいStable Diffusionのインターフェースとして始まった。その後、画像がどう作られるかを細かく制御したいアーティスト、デザイナー、趣味の人向けの本格的な制作ツールキットへと成長した。このプロジェクトを支えるのは、サブスクリプションを売る単一企業ではなくオープンソースコミュニティだ。
最大の魅力は所有権にある。クラウドの画像ツールは生成ごとに課金し、コンテンツフィルターをかけ、プロンプトを自社サーバーに保管する。クライアントとの契約で素材を社外に出せないと決まるまでは、それでも問題ない。InvokeAIはこれを逆転させる。GPUは自分で用意し、ソフトウェアがチェックポイント、LoRA、ControlNet、アップスケールを自分のハードウェア上で処理する。月々の請求はなく、他のユーザーの後ろで順番を待つこともない。
その代わりに必要なのがセットアップだ。相応のGPUを積んだマシンが要る。インストールは難しくないが、楽でもない。AppleユーザーはMシリーズのチップが必要で、Intel Macは対応していない。対応GPUがない場合は、ホスティングサービスの利用が代替策となる。
はじめかた
- ハードウェアを確認する。Windows 10以降、またはNVIDIAかAMDのGPUを積んだLinux、もしくはApple Silicon(Mシリーズ)のmacOSマシン。
- 公式サイトから自分のプラットフォーム向けのインストーラーをダウンロードする。依存関係を直接入れたくない場合はDockerイメージを実行する。
- アプリを起動し、初回実行時にSDXLやFluxなどのベースモデルをダウンロードさせる。
- キャンバスかワークフローエディターを開き、プロンプトを書いて最初の画像を生成する。
- 気に入ったモデルをModel Managerに保存し、プロジェクトをまたいでチェックポイント、LoRA、ControlNetを使い回す。
AIツール情報
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こんな人におすすめ
このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。
ユーザー
- デジタルアーティストとイラストレーター:一発勝負のプロンプト欄ではなく、レイヤーでキャンバス流にAIの出力を制御したい人。GPUを積んだマシンが必要。
- プライバシーを重視するクリエイター:プロンプトや画像を第三者サーバーに置きたくない人。ローカルのAIアート生成ツールなら、作業が自分の机から出ることはない。
- 工作好きと開発者:ワークフローを編集し、REST APIを通じて自作のモデルやスクリプトを組み込むことに抵抗がないユーザー。
タスク
- 繰り返し使える生成パイプラインの構築:ノードワークフローならグラフを保存して再利用でき、セッションごとに設定を打ち直すより効率的だ。
- 構図の制御:ControlNetによる深度マップ、エッジ、ポーズで、シーンの配置を精密に操れる。
- バッチでの試行とアップスケール:ひとつのプロンプトから多数のバリエーションを生成し、残したいものをアプリ内でそのまま拡大できる。
シーン
- クライアント素材を社外に出せないスタジオ作業。セルフホスト型のAIアートツールなら、すべてをローカルハードウェアに留められる。
- 新しいベースモデルの試用:チェックポイントとLoRAを切り替え、採用を決める前にスタイルを検証する。
- ノードを配線し直して各ステップの動きを眺めながら、拡散パイプラインの仕組みを実際に学ぶ。
主な機能
統合キャンバス
キャンバスはレイヤーベースの編集をAI生成に持ち込む。別々のレイヤーで描画、彩色、スケッチ、インペイントができ、それぞれを単独で動かせる。ひとつのプロンプトが返す結果をそのまま受け入れるのではなく、段階を踏んでシーンを組み立てるときに効いてくる。すでに良い部分を固定できるからだ。どのレイヤーも編集可能なままなので、画像の一部を磨き直すのに全体を再生成する必要はない。プロンプトだけのツールがたいてい間違えるのは、まさにこの点だ。プロンプトを書いて祈るだけの生成ツールより、Photoshopでのアーティストの作業に近い。
ノードベースのワークフロー
生成はすべてノードの視覚的なグラフとして表現できる。パイプラインがどう動くか、どのモデルがどのサンプラーに渡るか、アップスケールの工程がどこにあるかが正確に見える。モデル、サンプラー、後処理の工程をつなぎ、グラフを保存して後で再利用する。カスタムパラメータはシンプルなUIコントロールとして露出できるので、値をひとつ変えるためだけにグラフを触る必要はない。
幅広いモデル対応
InvokeAIはFlux、SDXL、SD 1.5といった現行の基盤モデルを最初からサポートする。ひとつに縛られず、自分のスタイルに合うモデルを選べる。Model Managerはチェックポイント、LoRA、Textual Inversion、ControlNetを一か所に整理する。この幅があるおかげで、新作が出ても特定のモデルファミリーに固定されない。
既定でローカルかつプライベート
ソフトウェアは自分のハードウェアだけで動く。プロンプトと完成した画像はディスク上に残り、クラウドアカウントも、作品のコピーを握る第三者もいらない。創作を第三者に渡すことに不安を感じる人にとって、これこそがこのツールを選ぶ理由だ。
ControlNetの実装
ControlNet対応は深度マップ、エッジ検出、ポーズのガイダンスをカバーし、生成の配置を導く。構図を言葉で説明するのではなく、これで指定する。実際には「戸口に立つ人物」というプロンプトと、人物を狙った位置に本当に置くことの違いになる。
素早い試行
バッチ生成、プロンプトのワイルドカード、高解像度アップスケールがすべて組み込まれているので、ひとつのプロンプトから別アプリなしで何十ものバリエーションが生まれる。ワイルドカードはリストからランダムな値を差し込むため、ひとつのプロンプトが何十もの変種を生む。アップスケールは選ばれた作品を印刷可能な解像度へ引き上げる。すべて同じワークスペースの中で完結する。
オープンソースとコミュニティ主導
コードはApache 2.0ライセンスで、公開の場で開発される。ユーザーはバグを報告し、機能を要望し、ロードマップに直接貢献する。機能が足りなければ、どこにも行かないサポートチケットではなく、実際に作ってもらう道がある。修正を早くしたいなら、自分で書けばいい。
メリットとデメリット
メリット
- オープンソースでセルフホスト型のため、サブスクリプションなしで無料で使える。
- 完全なプライバシー。プロンプトと画像は自分のマシンに留まる。
- レイヤーキャンバスとノードワークフローが、クラウドのプロンプト欄には及ばない制御をもたらす。
- Flux、SDXL、SD 1.5に加え、LoRA、ControlNet、Textual Inversionに対応する。
- 文書化されたREST APIにより、開発者は生成を他のツールに組み込める。
デメリット
- 相応のGPUが必要で、Intel Macや内蔵グラフィックスのマシンでは動かない。
- セットアップには、Webアプリにログインする以上の知識が要る。
- ローカルの速度はハードウェア次第で、非力なGPUなら生成は遅い。
- 公式のクラウド版がないため、更新、モデル、ストレージは自分で管理する。
よくある質問
無料で使える。InvokeAIはApache 2.0ライセンスのオープンソースで、ダウンロードも実行も無料だ。サブスクリプションの階層はない。実質的なコストは動かすハードウェア、あるいは相応のマシンを持たない場合の有料GPUホスティングサービスだけだ。
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