Progress AI Observability

Progress AI Observability

Progress Software · その他

Progress AI Observabilityは、本番環境でAIエージェント、LLMアプリ、RAGシステム、コパイロットを動かすチーム向けのクラウドプラットフォームである。プロンプト、モデル、ツール、検索ステップをまたいでエージェントが実際に何をしたかを追跡し、その記録をデバッグの証拠、トークンとコストの数字、品質スコアに変える。壊れたワークフローの全体像を、ログを眺めて当て推量する代わりに数分で把握できる。プラットフォームには.NET、Python、JavaScript向けのSDKが付属するので、多くのチームがすでに構築しているスタックにそのまま収まる。

Progress AI Observability の画面プレビュー

Progress AI Observability について

Progress AI Observabilityとは

Progress AI Observabilityは、汎用のモニタリングツールでは答えられない3つの問いに応える。自分のエージェントが何をしたか、いくらかかったか、その答えは出荷できる品質だったか。AIエージェントは単純なリクエストとレスポンスの経路をたどらない。1つの返答が、複数のプロンプト、1回の検索呼び出し、2つか3つのツール、1回の再試行、そして最後のモデル応答を通り抜けることがある。出力が間違っているとき、通常のログにはどのステップで道を外れたかを教えてくれるものがない。

プラットフォームはその経路全体をトレースとして記録する。各ステップ、所要時間、消費したトークン数、返ってきた内容が見える。そこから、スキップされたツールや検索の取りこぼしをデバッグし、モデル別・ワークフロー別の支出を追い、LLM-as-a-Judge評価を回して出力品質を時系列で採点できる。遊び場ではなく本番用のツールだ。価値が見えるのは、深夜2時に何かが壊れたとき、あるいは請求額が上がったのに誰も理由を説明できないときである。

最大の制約は、開発者向けに作られている点だ。.NET、Python、JavaScriptでコードを書かない、あるいはエージェントに計装を施す人がチームにいないなら、恩恵はほとんど得られない。SDKのセットアップには学習曲線があり、最も深い分析は有料プランの背後にある。

はじめかた

  1. Progressの可観測性サイトで無料プランに登録する。クレジットカードは不要で、セットアップは5分ほどで終わる。
  2. プロジェクトにSDKを追加し、.NET、Python、JavaScriptのエージェント、LLM呼び出し、ツール呼び出しに向ける。
  3. ワークフローを1回実行し、プロンプト、検索、ツールをまたぐ完全なトレースを少なくとも1つプラットフォームに取得させる。
  4. トレースビューを開き、実行経路、レイテンシ、トークン使用量を確認し、失敗した、あるいはループしているステップに踏み込む。
  5. 評価とコストのダッシュボードを設定し、チームを招待する。全員が同じ本番の全体像から作業する。

AIツール情報

Progress AI Observabilityの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。

無料プランはい
有料プラン$0 - custom pricing
プラットフォームWeb, .NET, Python, JavaScript
開発元Progress Software
カテゴリその他
リリース日Sep 2025
最終更新Sep 2026
サイト訪問数519.9K
サイト世界ランキング93.5K
API提供状況N/A

こんな人におすすめ

このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。

ユーザー

  • .NET、Python、JavaScriptで働くバックエンドおよびAIエンジニア:エージェントに直接計装を施し、サーバー向けのダッシュボードではなくトレースを必要とする。
  • 稼働率に責任を持つプラットフォームチームとSREチーム:暴走したループやコストの急増を、顧客より先に見つけたい。
  • リリースを承認するAIプロダクトマネージャー:出荷するか止めるかを正当化するために、品質スコアとコスト傾向を必要とする。

タスク

  • 失敗したエージェントのデバッグ:トレースはどのツールがスキップされたか、検索がどこで悪いコンテキストを返したか、何が再試行ループを引き起こしたかを示す。
  • トークン支出の把握:コスト分析が使用量をモデル、プロバイダー、ワークフロー別に分解するので、高くつく経路を特定できる。
  • 出力品質の採点:LLM-as-a-Judge評価で、プロンプトやモデルの変更前後で品質を比較できる。
  • ワークフロー変種の比較:データセットと実験で、同じ入力に対して2つのプロンプト版を試せる。

シーン

  • モデルを替えたらエージェントが誤答しはじめる:トレースを引き出し、トークンのパターンを比べ、数分でその変更を突き止める。
  • 月次のクラウド請求が跳ね上がり、誰も説明できない:ワークフロー別コストビューが、どのエージェントとどのモデルが増加を招いたかを示す。
  • RAGシステムが自信たっぷりに的外れな答えを返す:検索トレースは、想定ではなくモデルが実際に受け取ったコンテキストを明らかにする。
  • リリース前の回帰チェック:デプロイのたびに同じ評価セットを回し、品質が静かに下がらないようにする。

主な機能

エンドツーエンドのLLMトレーシング

すべてのリクエストがトレースになり、プロンプト、モデル呼び出し、検索ステップ、ツール使用、再試行、独自のワークフローロジックにまたがる。各ホップのレイテンシ、トークン数、生の出力が見える。多段のエージェントにとって、これは推測と診断の違いである。

壊れたエージェントの迅速なデバッグ

デバッガーは常連の容疑者を洗い出す。スキップされたツール、検索の問題と悪いコンテキスト、ループやエラー。狙いは本番で何かが失敗した瞬間にある。読むべきログの壁ではなく、失敗したステップの名指しが要る場面だ。トレースは探索範囲を1回の実行の1つの分岐に絞る。デバッグが速くなる。睡眠も増える。

コストとトークンの分析

プラットフォームはモデル、プロバイダー、エージェントをまたいでトークン使用量と推定コストを追跡し、その支出の裏にあるワークフローのパターンを示す。どのエージェントが毎ターン高価なモデルを呼んでいるかが見える。この発見だけでツール代は回収できる。すべてのワークフローにGPT級の推論が要るわけではなく、データはそれを明らかにする。

LLM-as-a-Judgeによる品質評価

LLM-as-a-Judge評価で出力を採点し、品質スコアの動きを見て、変化をプロンプト、モデル、ワークフローの編集に結びつける。あるリリースを前のものと比べる作業は、口論ではなく再現可能なチェックになる。勘に頼るのは終わりだ。

データセットと実験

データセットと実験で、同じ入力を異なるプロンプトやモデル構成に通せる。ユーザーに届く前に、どの版がより良いかを並べて確認できる。ここで評価は雰囲気をやめ、証拠になる。LLMトレーシングがこれを直接支える。

プロンプト管理

プロンプト管理はプロンプトの版を1か所にまとめ、変更を追跡可能にする。編集後に品質が落ちたら、どのプロンプトが動いたかを正確に見て、元に戻せる。最も混乱を招くバグを防ぐ、地味な機能である。退屈だが、価値はある。

パフォーマンス指標とモデル最適化

リクエスト単位のトレースを超えて、プラットフォームはAIプログラム全体のパフォーマンス指標を集計する。遅いモデル、高くつくワークフロー、時間経過のドリフトを捉える。モデル最適化の指針は、より安価か高速な選択で足りる箇所を示す。すべての呼び出しにカタログ最大のモデルが必要なわけではない。

.NET、Python、JavaScript向けSDKサポート

計装は、本番のAIチームの多くが使う3言語向けに提供される。.NET対応はとくに重要だ。多くの可観測性ツールが後回しにしているからである。SDKを追加し、自分の呼び出しに向ければ、トレースが流れ始める。それだけだ。

メリットとデメリット

メリット

  • 本番のループ全体を1か所で覆う。トレーシング、デバッグ、コスト管理、品質評価。
  • PythonとJavaScriptに加えて.NETをしっかり支える。AI可観測性ツールでは珍しい。
  • LLM-as-a-Judge評価が、出力品質を特定のプロンプトとモデルの変更に結びつける。
  • コスト分析はモデル、プロバイダー、ワークフローの水準で機能し、支出を説明できる。
  • 無料プランで始められ、クレジットカード不要。セットアップも速い。

デメリット

  • 開発者向けツールなので、エージェントにエンジニアの時間を割けないチームには価値が出ない。
  • 最も深い分析と評価機能は有料プランの背後にあり、価格は公開されていない。
  • AndroidやiOSアプリがなく、監視はブラウザのみで行う。
  • ドキュメントはProgressの製品名に頼る部分があり、新規参入者には少し摩擦になる。

よくある質問

本番のAIエージェントとLLMアプリをプロンプト、モデル、ツール、検索をまたいで追跡し、そのトレースをデバッグ、コスト、品質のデータに変える。エージェントの振る舞いに合わせて作られた可観測性と考えればよい。単純なWebリクエスト向けではない。

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