Web Researcher MCP

Web Researcher MCP

Zohar Babin · コーディング · ビジネス

Web Researcher MCPは、Claude DesktopやCursorといったAIアシスタントに、本物のウェブ検索、ページ全体の読み取り、そして検証できる形で実在の情報源を引用する手段を与えるオープンソースのModel Context Protocol(MCP)サーバーだ。モデルに参考文献を推測させる代わりに、自分で定義した信頼できる情報源を指定する。すると、そこだけを検索し、ページ全体を読み、実際に機能するリンクを返す。すべて自分のマシン上で動くので、何を調べているかを誰にも見られない。

Web Researcher MCP の画面プレビュー

Web Researcher MCP について

Web Researcher MCPとは

Web Researcher MCPは、ツール利用に対応したあらゆるAIアシスタントに接続するリサーチサーバーだ。アシスタントをオープンなウェブ、学術データベース、特許庁、裁判記録、SEC提出書類、経済データにつなぐ。すべてインストールした1つのバイナリを通じて行う。使うのにコードを書く必要はない。一度インストールし、AIクライアントに置き場所を教えれば、リサーチの質問をするたびにアシスタントが呼び出すようになる。

解決する問題は具体的だ。AIアシスタントは情報源をでっち上げる。Perplexityに関する調査では、回答の3分の1以上に誤った引用が見つかった。一般的なチャットボットはブログ記事と裁判所の書類を区別できない。成果が公開されたり、裁判所に提出されたり、顧客に見せたりするなら、「たぶん本物」では足りない。Web Researcher MCPは症状ではなく原因に切り込む。どの情報源を検索対象にするかを自分で決めるので、アシスタントはSEOスパムを最初から目にしない。

なぜ設定が普通のアプリより重く感じるのか。最大の制約が開発者向けツールだという点にあるからだ。親しみやすいウェブダッシュボードもモバイルアプリもない。MCP対応クライアントが必要で、画像検索やニュース検索のような豊富な機能には検索プロバイダのキーが要る。DuckDuckGoは設定なしで動くが、最も弱い選択肢だ。

はじめかた

  1. バイナリをインストールする。macOSかLinuxならbrew install zoharbabin/tap/web-researcher-mcpで済む。どのOSでもuvx web-researcher-mcpなら何もコンパイルせずに実行できる。
  2. AIアシスタントに登録する。Claude Codeならclaude mcp add --scope user web-researcher -- uvx web-researcher-mcpを実行する。他のクライアントは小さなJSON設定ブロックを受け付ける。
  3. 必要なら検索プロバイダのキーを追加する。SEARCH_PROVIDERと対応するキーを設定すると、画像検索とニュース検索、そしてより良い結果品質が有効になる。省いてもDuckDuckGoは動く。
  4. アシスタントにリサーチの質問をする。web_searchを呼び、scrape_pageでページ全体を読み、開ける引用元を返す。

AIツール情報

Web Researcher MCPの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。

無料プランはい
有料プラン$0
プラットフォームDesktop (macOS, Windows, Linux) via MCP client
開発元Zohar Babin
カテゴリコーディング · ビジネス
リリース日May 2026
最終更新Sep 2026
サイト訪問数649.3M
サイト世界ランキング50
API提供状況はい

こんな人におすすめ

このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。

ユーザー

  • 実在のDOIと機能するリンクを備えた文献レビューを必要とする学術研究者:学術検索と引用ツールが検証可能な論文を返すので、でっち上げられた引用を追いかけずに済む。
  • 顧客向けの成果物を作るビジネスアナリスト:どの情報源にも、顧客がクリックして確認できる整形済みの引用が付く。
  • 裁判記録と政府提出書類を突き合わせる弁護士やジャーナリスト:法律ツールと提出書類ツールは、その要約ではなく実在の事件とSEC文書を引っ張ってくる。
  • 臨床エビデンスに基づいて働く医学研究者:臨床試験検索と生物医学検索により、判断は健康ブログではなく登録済みの研究に結びつく。

タスク

  • 複数の独立した情報源に対して主張を検証する:ファクトチェックのテンプレートが突き合わせを導き、情報源が食い違う箇所を指し示す。
  • 整形済みの参考文献を作る:1回の呼び出しで、集めた情報源をZoteroやEndNote向けのAPA、MLA、BibTeX、RIS、CSL-JSONに変換する。
  • 撤回済みやリンク切れの引用がないか参考文献リストを監査する:書誌監査は1回でリスト全体を走査する。
  • 以前の調査結果の上に積み重ねる多段階の深いリサーチを行う:逐次検索が、すでに見つけた内容を把握し続ける。

シーン

  • 引用に頼る前にそれを検証する:1回のツール呼び出しで、情報源が存在するか、実在の記録と一致するか、撤回されていないかを調べる。
  • 機密性の高い競合調査をサードパーティのサーバーに置かない:すべてローカルで動くので、クエリは自分のマシンから出ない。
  • 数か月後に調査プロセスを再現する:すべての検索が段階ごとの出所とともに記録される。

主な機能

AIの参照範囲を制限する検索レンズ

検索レンズとは、ある分野の信頼できるサイトを厳選したリストだ。医療レンズを選べば、アシスタントはPubMedと同種の情報源しか見ない。法律レンズを選べば、裁判所のデータベースを検索する。内蔵レンズは一般的な分野をカバーし、独自のレンズも定義できる。これがこのツールを一般的なチャットボットと分ける機能だ。モデルが読む前に、不要な情報源を取り除くからである。

抜粋ではなくページ全体の読み取り

scrape_pageツールは要約ではなくURL全体を読む。ウェブページ、PDF、Word文書、スライド、YouTubeの文字起こし、Hacker Newsのスレッドを扱う。生モードでは、整えられた閲覧ビューではなく、基になるJSONやHTMLを直接調べたいときに、逐語的でサニタイズされていない情報源を返す。情報源を丸ごと読むことが引用の信頼性を生む。ページが実際に何を言っているかを見るのであって、検索インデックスが推測した内容ではない。

引用の検証と書誌監査

情報源に頼る前に、verify_citationが存在するか、実在の記録と一致するか、撤回済みかリンク切れかを調べる。答えは判決ではなく証拠なので、自分で判断できる。相棒のaudit_bibliographyツールは、CSL-JSON、RIS、BibTeX形式の参考文献リスト全体を受け取り、すべての項目を一度に指摘する。両者を合わせれば、査読者や顧客より先に偽物を捕まえられる。

分野特化のリサーチツール

一般的なウェブ検索を超えて、サーバーは専門データベースに踏み込む。学術検索はDOIと被引用数付きの実在論文を返す。特許検索は米国、欧州、国際の特許庁を分類コードで照会する。提出書類検索はSEC EDGAR文書と構造化されたXBRLファクトを引く。法律検索は実在の米国裁判所の判決を返し、経済検索は世界銀行、OECD、Eurostat、FREDのデータをカバーする。各ツールは、その分野が期待する形式を話す。

多段階の深いリサーチとエクスポート

逐次検索により、アシスタントは毎回ゼロから始めるのではなく、すでに見つけたことを覚えて段階をまたいで積み上げられる。コンテキストが失われても、セッション復元で中断した場所から続けられる。終わったら、リサーチのエクスポートが完全な出所付きの共有可能なMarkdownかJSONレポートを生成し、get_research_sessionが後から軌跡を再構築できる。

ローカルでプライベート、プロバイダ非依存

サーバーは自分のマシン上で動くので、クエリはプライベートなままだ。プロジェクトの作者自身を含め、誰も何を調べているかを知らない。検索プロバイダは交換可能で、設定を1つ変えるだけでBrave、Google、または30以上の対応オプションのいずれかに切り替えられる。複数のプロバイダを同時に動かして自動フェイルオーバーもでき、1つに問題があれば他が引き継ぐ。

メリットとデメリット

メリット

  • MITライセンスで無料かつオープンソース。サブスクリプションもクエリ単位の費用もない。
  • 完全に自分のマシン上で動くので、機密性の高いリサーチが他人のサーバーを通らない。
  • 引用は設計上検証可能だ。ツールはモデルを信用せず、各情報源を実在の記録と照合する。
  • 1回のインストールで学術、法律、特許、金融、経済のリサーチをカバーし、一般的なウェブ検索だけではない。
  • Homebrew、`uvx`、Docker、Pythonクライアントで展開でき、MCP対応のアシスタントならどれでも使える。

デメリット

  • グラフィカルなダッシュボードもモバイルアプリもない。設定ファイルを編集し、ターミナルコマンドを実行することに抵抗がない人向けに作られている。
  • 画像検索やニュース検索のような豊富な機能にはプロバイダのAPIキーが必要で、設定不要のDuckDuckGo既定値に加えて小さな設定手順が増える。
  • 単純なDuckDuckGoのフォールバックは有料の検索バックエンドより弱く、品質はどれだけ設定するかに左右される。
  • MCP対応のアシスタントの中でしか動かない。単体の検索エンジンとしては使えない。

よくある質問

AIアシスタントに本物のウェブ検索、ページ全体の読み取り、検証可能な引用を与える。正確さが重要な場面で使う。文献レビュー、顧客向け成果物、法律調査、ファクトチェックなどだ。狙いは、アシスタントが情報源をでっち上げるのを止めることにある。

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