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nao Labs · コーディング

naoはオープンソースの分析エージェントで、データチームが文脈を理解するアシスタントを構築し、社内全体向けのチャットインターフェースとして配備できる。nao-core CLIでエージェントの挙動を整え、ウェアハウスに接続すれば、あとは誰でも自然言語で質問できる。グラフ、SQL、回答が返ってくる。データをブラックボックスのベンダーに渡したくないチームのためのツールだ。

nao の画面プレビュー

nao について

naoとは何か

naoは分析エージェントを構築・配備するためのフレームワークで、nao Labsが開発し、GitHubでオープンソースとして公開している。考え方はシンプルだ。数字を推測する汎用チャットボットを信頼する代わりに、エージェントに本物の文脈を与える。つまりデータベースのスキーマ、メタデータ、業務ルール、ドキュメント、ツールを、自分で管理できるファイルシステム風のフォルダにまとめる。文脈を整えたら、naoはチャットUIを配備し、同僚が質問すると実際のデータに基づいた回答が返る。

日常ではどう見えるか。質問すると、エージェントは自分の推測ではなくあなたの定義で答える。

この製品は二つの層を同時に狙う。データチームは文脈ビルダーと信頼性の仕組みを手に入れ、エージェントが指標をでっち上げないようにできる。業務ユーザーは自然言語のチャットを手に入れ、可視化と透明な推論を受け取り、誤った回答をデータチームに簡単に知らせられる。同じ文脈が両者を動かすため、最終的に全員が数字の意味について共通の定義で動ける。

最も理解すべき点は、naoがログインするだけのホスト型サービスではないということだ。設計上セルフホストで、LLMキーは自分で用意する。セットアップはコマンドラインを使う。チームの誰かがPythonツールを動かせる必要がある。いなければ、エージェント主導のセットアップである程度はこなせる。それでもSaaS製品に登録するより手間はかかる。

はじめかた

  1. pip install nao-core でコアパッケージをインストールする(Pythonが必要)。
  2. nao init を実行し、プロジェクト名を決めてデータベースを接続し、リポジトリを紐づける。任意の手順は飛ばして後から nao_config.yaml で追加できる。
  3. nao debug を実行して設定が機能するか確認し、nao sync でスキーマ、メタデータ、リポジトリを文脈フォルダに取り込む。
  4. nao chat を起動してlocalhost:5005でチャットUIを開き、質問を始める。
  5. tests/ フォルダにテストを書き、nao test を実行してユーザーに渡す前にエージェントの精度を確認する。

AIツール情報

naoの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。

無料プランはい
有料プラン$0 - usage-based token costs
プラットフォームSelf-hosted (Web UI + CLI), Slack, Teams, WhatsApp, Telegram, MCP clients
開発元nao Labs
カテゴリコーディング
リリース日Nov 2024
最終更新Sep 2025
サイト訪問数23.3K
サイト世界ランキング1.2M
API提供状況はい

こんな人におすすめ

このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。

ユーザー

  • データチーム:文脈リポジトリを整えたうえで、毎回アドホックなSQLを書かずに業務の質問に答える分析エージェントを構築し、バージョン管理する。
  • データエンジニア:dbt MetricFlowのモデルとウェアハウスを接続し、エージェントが即興ではなく統制された指標定義を使うようにする。
  • 業務アナリスト:Slack、Teams、Web UIから自然言語で質問し、データチームを待たずにグラフを得る。
  • 創業者と小規模チーム:全体をセルフホストし、LLMトークン分だけを支払う。席ごとのサブスクリプションは不要だ。

タスク

  • 繰り返しの指標質問への回答:エージェントはセマンティックレイヤーを再利用し、売上、解約、コンバージョンの数字が一貫する。
  • SQLの生成と説明:各回答の背後にあるクエリと参照元が見えるため、誤った結果に気づきやすい。
  • 単体テストによるエージェント性能の検証:サンプル質問に対する期待SQLを定義し、配備のたびに精度を追う。
  • 社内wikiページやドキュメントを文脈に同期し、エージェントが定義や社内用語を把握するようにする。

シーン

  • 週次の業務レビューでPMが登録数が落ちた理由を尋ね、グラフとその根拠を受け取る。
  • 新しいアナリストが入社初日から全テーブル名を覚えずにウェアハウスを照会する。
  • 生データを自社インフラに置いたまま、全社向けの社内分析チャットを配備する。

主な機能

オープンな文脈ビルダー

naoはエージェントの文脈をファイルシステムのように扱う。データ、メタデータ、ドキュメント、ツール、MCPサーバーをフォルダに加える。固定の上限はない。文脈は自分のリポジトリにあるため、バージョン管理し、変更をレビューし、壊れたときに巻き戻せる。これが、あなたの定義を忘れるチャットラッパーとnaoを分ける点だ。

データスタック非依存

エージェントはあらゆるデータウェアハウス、スタック、LLMで動くため、単一ベンダーのクラウドに縛られない。Postgres、Snowflake、BigQuery、dbtプロジェクトのいずれを指しても同じように読む。OpenAI、Anthropic、ローカルモデルのキーは自分で用意する。コストとデータ所在地を自分で握れる。それがそもそもセルフホストにする理由だ。

エージェントの信頼性と評価

誰かが使う前に、サンプル質問と期待SQLでテストを書き、nao test で採点する。結果はテストパネルに現れ、時系列で比較できる。文脈の変更が十数の回答を静かに壊したとき、それを捕まえる方法はこれしかない。「正しいはず」と願うことと、どれだけ間違えるかを知ることの差だ。その差は大きい。

セルフホストで安全

すべては自社インフラ上で、自分のLLMキーを使って動く。機微なスキーマや業務ロジックが環境の外に出ることはない。コンプライアンス規制の下で働く場合や、第三者にデータを見られたくない場合に効く。代わりに、アップグレードや監視を含む運用は自分で担う。

自然言語の分析と可視化

業務ユーザーは日常語で質問を打ち込み、回答、チャット内で作られるグラフ、エージェントがどうたどり着いたかの明確な表示を受け取る。こちら側にSQLは要らない。チャットはSlack、Teams、WhatsApp、Telegram、そしてClaude、Codex、CursorのようなMCP対応ツールからも接続できるため、普段働く場所から質問できる。最後の点が、導入を定着させる鍵だ。

フィードバックループと提案

回答が正しいか誤っているかを、ユーザーはデータチームへ直接知らせられる。naoは自身の利用状況を点検し、文脈の修正を提案するため、使われるほど精度が上がる。ユーザーが尋ねることと、文脈が実際に網羅する範囲の差を埋める。無料で、時間とともに良くなる。

メリットとデメリット

メリット

  • オープンソースでセルフホストのため、データとLLMキーは自分の管理下にとどまる。
  • LLMを持ち込む方式なので、上乗せされたサブスクリプションではなくトークン費用を直接支払う。
  • 文脈はバージョン管理されたリポジトリにあり、テスト、レビュー、巻き戻しができる。
  • さまざまなウェアハウス、セマンティックレイヤー、MCPクライアントで動き、既存のスタックに収まる。
  • 組み込みの評価が「信じてくれ」を測定可能な精度に変える。

デメリット

  • セットアップにはコマンドラインとPythonが必要で、純粋なノーコードユーザーは排除される。
  • すぐ使えるクラウドの選択肢はなく、ホスティングと保守は自分で担う。
  • 回答の質は構築する文脈に大きく左右され、薄い文脈は薄い結果しか生まない。
  • 料金は自分のLLM請求に基づく従量制で、予測しづらいことがある。

よくある質問

naoは、スキーマ、指標、ドキュメントなどあなたが与える文脈に基づき、自然言語でデータ質問に答える分析エージェントを構築する。Web、Slack、Teamsなどのツールからチームが使えるチャットインターフェースとして配備される。

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