
NoMac.app
NoMac.app · コーディング
NoMac.appは、AIコーディングエージェント向けに作られたクラウドMacサービスだ。Appleのハードウェアを買う代わりに、タスクが必要としたときにAppleシリコン上の完全なmacOS仮想マシンを立ち上げ、エージェントにXcodeのビルド、コード署名、TestFlightへのアップロードを実行させ、終わったらマシンを停止して、動いていた秒数だけを払う。AIエージェントが単独では埋められない唯一の隙間、つまりアーカイブからApp Storeへの申請までのiOSビルド自動化を埋める。要するに、必要な間だけ存在するコーディング用リモートMacである。

NoMac.app について
NoMac.appとは
NoMac.appは、AIエージェント向けのオンデマンドなMac基盤だ。Appleシリコン上の本物のmacOS仮想マシンをroot権限付きで手に入る。ロックダウンされたサンドボックスではなく、完全なデスクトップOSだ。Xcode、iOS SDK、コマンドラインツールがすでに入っており、Node、Python、CocoaPods入りのRuby、JDK、Flutterもそろっている。
狙いは狭くて実用的だ。iOSやmacOSのアプリをビルドし、署名し、TestFlightへアップロードするにはMacが要る。WindowsやLinuxでコードを書き、公開作業をエージェントに任せても、xcodebuildとaltoolを走らせる何かは依然として必要だ。NoMac.appはその何かである。エージェントはMCP、CLI、REST API、あるいは素のSSHでマシンに接続し、ローカルMacで走らせるのと同じことを実行する。
最大の制約は、取り戻せないものにある。セッションを停止すれば、Macとそのファイルは消える。エージェントが入れたものも、渡した認証情報も同じだ。まずnomac pull、rsync、scpで作業を外へ出す必要がある。この設計がセッションをきれいで私的なまま保つ。同時に、マシンを永続ストレージとして扱えないという意味でもある。
はじめかた
- nomac.appにサインインし、週5時間か週25時間のプランを選ぶ。
nomac startで、あるいはMCP、REST API、SSH経由でセッションを開始し、Macが立ち上がるまで40秒ほど待つ。nomac sync .でプロジェクトをマシンへ同期し、イメージにないものをインストールする。- ビルド、署名、アップロードの各ステップを実行する。アーカイブには
xcodebuild、ビルドをTestFlightへ送るにはaltoolを使う。 nomac pullで成果物を取り戻し、nomac stopでマシンを削除して課金を終える。
AIツール情報
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こんな人におすすめ
このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。
ユーザー
- AIエージェント開発者:署名済みのiOSビルドを出す必要があるコーディングエージェントを動かすチーム。ただし署名には自前のApple Developerメンバーシップが要る。
- WindowsやLinux上の個人iOS開発者:Mac以外でアプリのコードを書き、ビルド、署名、アップロードの各ステップだけをどこかで済ませたい人。プランは週ごとのリリース頻度に合わせて選ぶ。
- 自動化・DevOpsエンジニア:エージェント向けにiOS CIを組むチーム。使い捨てのリモートMacが、誰かが所有しなくてもパイプラインに収まる。RESTかSSHで接続する。
タスク
- `xcodebuild`でのiOSアプリのビルド:XcodeとiOS SDKがすでに入ったマシンでプロジェクトをコンパイルしアーカイブする。
- リリースの署名:後で削除されるきれいなマシンで、自分の証明書を使ってビルドに署名する。
- TestFlightへのアップロード:`altool`でビルドをApp Store Connectへ送る。ローカルMacが走らせるのと同じステップだ。
- iOSシミュレータの実行:iOS 26ランタイムでiPhoneとiPadのデバイスタイプを起動し、simctlで操作する。スクリーンショットも撮れる。
シーン
- Macを持っていないのにエージェント製アプリを公開する:エージェントは別の場所でコードを書きテストし、Macが必要なステップだけクラウドMacを借りる。
- Mac需要が断続的な週次リリース:時間数が毎週補充され秒単位で課金されるプランなら、暇な週のコストは専用マシンより安い。
- 手元にないツールチェーンの検証:Flutter、React Native、Expoのプロジェクト。普通のMacなので、足りないものはエージェントが入れられる。
主な機能
オンデマンドのAppleシリコンMac
各セッションはAppleシリコン上の新しいmacOS仮想マシンで、rootと完全なデスクトップOSを備える。何も共有されず、停止すればそのマシンは入れたものごと削除される。だからビルドは再現でき、あるプロジェクトの認証情報が次のセッションに残ることもない。
プリインストールのiOSツールチェーン
Xcode、iOS SDK、コマンドラインツールはすでにイメージに入っているので、エージェントはセットアップスクリプトなしでビルドできる。Node、Python、CocoaPods入りのRuby、JDK、Flutterもそろっている。実際に出荷されるモバイルスタックの大半をこれで覆える。オンデマンドで起動するXcode入りのクラウドMac、と考えればいい。それ以外はエージェントが入れる。
4つの接続方法
エージェントはMCP、CLI、REST API、素のSSHでMacに接続できる。CLIはよくある流れを短く保つ。起動、同期、ビルド実行、停止。すでにMCPを話すエージェント構成なら、別のターミナルに置くのではなく、エージェント既存のツール一覧にそのまま組み込まれる。
秒単位の課金
時計が動くのはMacが使える状態のときだけ。セットアップと待ち時間は無料だ。最低1分、その後は秒単位の課金になる。時間数は毎週補充され、使わなかった分は繰り越されない。断続的な負荷では、これがプランを正直に保つ。
使い捨ての私的セッション
各セッションは停止時に破棄されるので、マシンへ渡した認証情報は残らない。トレードオフは現実だ。コミットしていない作業も一緒に消える。nomac pullコマンド、rsync、scpが、停止前にビルドとファイルを取り戻す手段になる。
iOSシミュレータ対応
イメージにはiOS 26ランタイムとiPhone、iPadのデバイスタイプが含まれるので、エージェントはデバイスを起動しsimctlで操作できる。スクリーンショットも撮れる。初回起動は90秒ほど。手元に実機がないデバイスの簡易テストには十分だ。
メリットとデメリット
メリット
- それ以外はWindowsかLinuxのエージェントワークフローから、最後のMac依存を取り除く
- 待ち時間とセットアップが無料の秒単位課金で、短いジョブを安く済ませられる
- 4つの接続方法(MCP、CLI、REST、SSH)が、エージェント実行環境にも普通のスクリプトにも合う
- セッションごとに新しく使い捨てのマシンなので、認証情報や状態が残らない
- Flutter、React Native、Expoのツールチェーンを覆う完全なXcodeとiOS SDKのイメージ
デメリット
- マシン上のものはすべて停止時に削除されるので、取り出し忘れると未コミットの作業が失われる
- 無料プランがないので、試す前にサブスクリプションへ入ることになる
- 署名とTestFlightへのアップロードには、どのMacでも同じく自前のApple Developerメンバーシップが要る
- 同時に使えるセッションは1つだけ、使わなかった週の時間数も繰り越されない
よくある質問
Appleシリコン上の自分のmacOS仮想マシンで、サンドボックスではなくrootと完全なデスクトップOSを備える。Xcode、iOS SDK、コマンドラインツールがプリインストールされ、加えてNode、Python、CocoaPods入りのRuby、JDK、Flutterもある。MCP、CLI、REST API、SSHで接続し、必要なものは自分で入れる。
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