
Open Agents
Vercel Labs · コーディング
Open Agents は、ノート PC ではなくクラウドで動く自律型コーディングエージェントを起動するためのオープンソース基盤だ。チャット風の Web アプリ、永続化されたエージェントワークフロー、隔離されたサンドボックス VM を組み合わせている。だからコーディングエージェントは、あなたが席を離れている間にリポジトリをクローンし、ファイルを編集し、シェルコマンドを実行し、pull request を開ける。全体は fork して自分の用途に合わせる前提のリファレンスアプリであり、借りて使うブラックボックスではない。

Open Agents について
Open Agents とは
Open Agents は、Vercel 上でバックグラウンドのコーディングエージェントを構築・実行するためのオープンソースのリファレンスアプリだ。スタック一式が同梱される。認証、セッション、チャット、ストリーミングを担う Web UI。永続ワークフローとして動くエージェント実行環境。ファイルシステム、シェル、git、開発サーバーを扱うサンドボックス VM。狙いは、読んで fork して作り替えられる動くエージェント基盤を手に入れることにある。盲目的に信頼するしかないホスト型製品とは違う。
普通のコーディングアシスタントとの違いは、エージェントが実際にどこにいるかにある。エージェントは VM の中では動かない。サンドボックスの外側で動き、ファイル読み込み、編集、検索、シェルコマンドといったツールを通してサンドボックスと対話する。この分離は意図的だ。エージェントの実行は単一リクエストのライフサイクルに縛られなくなり、サンドボックスは自力で休止と再開ができ、制御プレーンを書き直すことなくモデルやサンドボックスの実装を差し替えられる。
難点は何か。これはインフラであり、完成した消費者向け製品ではない。エージェントが何か役に立つ前に、Vercel、Postgres、GitHub App の認証情報をつなぐ必要があり、ホスティング費用は自分の Vercel アカウントに乗る。ワンクリックの SaaS ツールが欲しいなら、これは違う。スタックを自分で持ちたいなら、有力な出発点になる。
はじめかた
- 公式サイトを訪れて GitHub アカウントを接続し、エージェントに触れさせたいリポジトリで Open Agents の GitHub App を認可する。
- リポジトリを fork するか自分の Vercel プロジェクトにデプロイし、Postgres の接続文字列、認証シークレット、Vercel と GitHub の OAuth 資格情報を用意する。
- Web アプリを開き、リポジトリを選んでチャット欄にタスクを書き、新しいエージェントセッションを開始する。
- ワークフローをサンドボックスで走らせる。ストリーミング出力を見ながら、必要に応じて実行をキャンセルしたり再開したりする。
- 変更を確認し、任意の自動コミット、push、pull request を承認して、作業を GitHub に戻す。
AIツール情報
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こんな人におすすめ
このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。
ユーザー
- 自分のクラウド型コーディングエージェント環境を持ちたい開発者。リポジトリは fork 前提なので、実行環境とデータを完全に掌握できる。
- エージェント機能を構築するスタートアップやプラットフォームのチーム。認証、ストリーミング、サンドボックスのオーケストレーション、GitHub の接続を 1 つのリファレンスアプリで手に入れ、拡張できる。
- Vercel と Postgres に慣れたエンジニア。動くデプロイは、データベース、OAuth キー、GitHub App を用意できることを前提にする。
タスク
- バックグラウンドでのバグ修正や小さな機能追加。チャットで変更を説明すれば、エージェントがサンドボックス内でリポジトリを編集し、pull request を提案する。
- リポジトリ全体のコード検索とリファクタリング。エージェントはファイル、検索、シェルのツールを使い、変更前に使われ方を追う。
- エージェントワークフローの試作。永続ワークフローの層は、再起動をまたぐ多段の実行を試す現実的な場になる。
シーン
- 会議の前にコーディングタスクを走らせ、あとで diff を確認する。マシンから離れている間も実行は続く。
- 依存関係の更新やフォーマット整形のような繰り返しの片付けを、pull request を開いてくれるエージェントに任せる。
- 読み取り専用リンクでセッションを同僚と共有し、エージェントが何をしたかを追ってもらう。
主な機能
3 層アーキテクチャ
Open Agents は Web アプリ、エージェントワークフロー、サンドボックス VM の 3 つに分かれる。Web アプリは認証、セッション、チャット、ストリーミングを担う。エージェントワークフローは Vercel 上で永続的に動く。サンドボックスはファイルシステム、シェル、git、開発サーバー、プレビューポートを扱う。エージェントは VM の外に座り、ツールを通して VM を動かすので、各部分は 1 つのプロセスに溶け合うのではなく、別々に進化できる。
永続化され再開できる実行
エージェントの各ターンは、単一のインラインリクエストではなく Workflow SDK に支えられたステップとして実行される。つまり長いタスクは多数の保存済みステップにまたがり、再起動を生き延び、止まった場所から続けられる。再起動で実行は死なない。実行中のストリームに再接続でき、明らかに間違った方向へ進む実行はキャンセルできる。
スナップショット再開つきの隔離サンドボックス
セッションごとに、本物のファイルシステム、ネットワーク、実行環境を備えた Vercel サンドボックスが割り当てられる。環境は、動かしている開発サーバー用にポート 3000、5173、4321、8000 を開く。アイドル状態のサンドボックスは休止する。スナップショットによる再開は、ゼロから始めずに同じ環境を戻すので、アイドル費用を抑えられる。
端から端までの GitHub 連携
エージェントはリポジトリをクローンし、サンドボックス内のブランチで作業する。実行が終わると、任意の自動コミット、push、pull request 作成が変更を GitHub に戻すため、成果はレビュアーがすでに作業している場所に届く。複数のリポジトリをつないで、セッションごとに 1 つ選ぶこともできる。
Vercel のプリミティブの上に構築
スタックは 4 つの本番向けプリミティブに頼る。モデルをまたぐ単一インターフェースの AI SDK、フォールバックと上限つきのルーティングを担う AI Gateway、隔離のための Sandbox、永続実行のための Workflow SDK だ。1 つのモデル提供元に縛られない。1 つの部品を差し替えても、他を書き直す必要はない。
セッション共有と音声入力
どのセッションも読み取り専用リンクで共有できる。書き込み権限を与えずに、変更の背景にある考えを同僚に見せたいときに便利だ。長いプロンプトを打つのが苦手な人向けに、ElevenLabs の文字起こしによる任意の音声入力もある。話して伝えたい? それができるようになった。
メリットとデメリット
メリット
- 完全にオープンソースなので、エージェントの実行環境を読み、fork し、自分のワークフローに合わせられる。
- エージェント、制御プレーン、サンドボックスの分離が明確で、アーキテクチャが読みやすい。
- 永続ワークフローとスナップショット再開により、長い実行は中断を生き延び、アイドル状態のサンドボックスは費用を食わなくなる。
- GitHub 連携が最後の一マイルまで届き、ブランチ、コミット、pull request 作成が組み込みで備わる。
- AI Gateway の層のおかげで、単一のモデル提供元に縛られない。
デメリット
- リファレンスアプリであり、ホスト型製品ではない。何かが動く前に、Postgres、OAuth、GitHub App をつなぐ必要がある。
- 粗い部分は自分で直すことになる。リポジトリはサポートされるためではなく、編集されるために作られている。
- ホスティングは自分の Vercel アカウントで動くので、重いエージェント負荷は実際のインフラ費用に直結する。しかもドキュメントに固定の料金体系は書かれていない。
よくある質問
バックグラウンドのコーディングエージェントをクラウドで実行するためのオープンソース基盤だ。チャット画面でタスクを説明すると、エージェントがサンドボックス内であなたのリポジトリを扱い、終われば pull request を開ける。
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Open Agentsの代替ツール
Forefront
Forefront · コーディングForefrontはオープンソースAIで構築するためのウェブプラットフォームだ。主要なオープンソース言語モデルを自分のデータで微調整し、性能を評価し、API経由で実行したり、エクスポートして自分でホストしたりできる。クローズドなプラットフォームの手軽さを求めつつ、モデルとデータの所有権にはこだわる開発者が対象だ。
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StartKit.AI · コーディングStartkitは、AI SaaSとAIラッパー製品を作るためのボイラープレートだ。面倒な部分をあらかじめ配線済みにしたAIスタートアップボイラープレートと考えればいい。認証、StripeとLemon Squeezyの決済、利用制限、トランザクションメール、そしてOpenAI、Anthropic、Groq、Llamaと通信するAI APIスターターキットが含まれる。リポジトリをクローンして価格を設定し、ユーザーが実際にお金を払う部分に取りかかれる。ReactとTailwind上のNext.jsで作られているため、ボイラープレートコードの多くはすでに見慣れたものだ。
Testim
Tricentis · コーディングTestimは、Web・モバイル・Salesforceアプリ向けにエンドツーエンドテストを構築して実行するAIテスト自動化プラットフォームだ。機械学習を頼りに、インターフェースが変わってもテストを安定させ、チームが壊れたセレクターの修正に費やす時間を減らす。今日から使い始められる自動テストツールとしては悪くない。ブラウザで操作を録画してテストを作り、より細かい制御が必要なときはJavaScriptを足す。忙しいQAチームにとって堅実な選択肢である。
