Open Claude in Chrome

Open Claude in Chrome

noemica · コーディング

Open Claude in Chrome は、Claude Code に本物のウェブブラウザを操作させる無料のオープンソースのブラウザ自動化拡張機能だ。突き詰めれば、門番のいない Chromium 自動化ツールである。Anthropic 公式拡張機能からドメインブロックリストを外した、クリーンルーム実装だからだ。公式版が銀行、仮想通貨、マッチング、ニュースにまたがる58サイトをブロックするのに対し、こちらはどこへでも動く。あらゆる Chromium ブラウザで動き、21個の MCP ツールをそのまま備え、公式拡張機能と同等の性能を出す。

Open Claude in Chrome の画面プレビュー

Open Claude in Chrome について

Open Claude in Chrome とは

Open Claude in Chrome は、開発者 noemica によるブラウザ自動化拡張機能だ。Claude Code を稼働中のブラウザセッションにつなぎ、モデルが利用者に代わってクリックし、入力し、スクロールし、ページを読む。公式の Claude in Chrome 拡張機能を使ったことがあるなら、流れはまったく同じに感じる。違いは到達範囲にある。

公式拡張機能は Claude を「安全」なサイトの許可リストに縛る。そのリストは58のドメインをブロックし、利用者の銀行、証券会社、Reddit、そして主要なニュース媒体の大半が含まれる。このプロジェクトはそのリストを丸ごと外す。Chrome、Brave、Arc、Opera、Vivaldi のいずれも自由な領域になり、Claude は指定したどのサイトでも動かせる。

注意点は、これが開発者向けツールであり、ワンクリックで入るものではないことだ。npm コマンドを走らせ、拡張機能の設定を編集し、ネイティブメッセージングホストを登録する。さらにプライバシーは横に置けという要求でもある。安全フィルターを飛ばすオープンソース拡張機能は、その言葉どおりのものだ。何に触れるかは利用者が決める。

はじめかた

  1. npm install --prefix host でホストの依存関係を入れ、続けて host/codemode/worker の中でも同じコマンドを実行する。
  2. chrome://extensions を開き、デベロッパーモードを有効にし、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」を選んで extension/ フォルダを指定する。表示された拡張機能 ID を控える。
  3. ./install.sh <拡張機能ID> を実行してネイティブメッセージングホストを登録し、ブラウザを完全に閉じてから開き直す。
  4. 拡張機能のアイコンを右クリックしてオプションを開き、OpenAI キーを貼り付ける。セッションを録画する予定ならマイクを有効にする。
  5. サーバーを Claude Code に追加する。claude mcp add open-claude-in-chrome-hybrid -- node /host/codemode/server-hybrid.js の絶対パス。

AIツール情報

Open Claude in Chromeの料金、対応プラットフォーム、性能を簡単に確認できます。

無料プランはい
有料プラン$0
プラットフォームWeb
開発元noemica
カテゴリコーディング
リリース日Mar 2026
最終更新Sep 2026
サイト訪問数649.3M
サイト世界ランキング50
API提供状況はい

こんな人におすすめ

このツールが最も力を発揮するユーザー、タスク、シーン。

ユーザー

  • 開発者と工作好き
  • 公式拡張機能に阻まれたパワーユーザー

タスク

  • 公式拡張機能が拒むサイトの取得
  • 繰り返せるブラウザ作業の記録
  • LLM が書いたコードをサンドボックスで実行

シーン

  • 自社ウェブアプリのエンドツーエンドテスト
  • ログインの裏に隠れたページの確認
  • 日々の調査ループの自動化

主な機能

ドメインブロックリストなし

公式拡張機能には11カテゴリにまたがる58のブロック済みドメインが同梱され、銀行、証券、仮想通貨、ギャンブル、マッチング、成人向け、主要ニュースサイトがすべて既定で対象外だ。Open Claude in Chrome はそのリストを丸ごと捨てる。ブラウザエージェントがどのサイトに行けるかは、Anthropic の安全チームに決められず、利用者が決める。

あらゆる Chromium ブラウザで動く

元の拡張機能が公式にサポートするのは Chrome と Edge だけだ。この版は Chromium で作られたものすべてで動く。Brave、Arc、Opera、Vivaldi などが該当する。複数のブラウザが入っていれば、インストーラーは複数の拡張機能 ID を一度に受け取るので、一つに絞る必要はない。

同じ21個の MCP ツール

ここでの機能同等は宣伝文句ではない。拡張機能が公開する MCP ツール群は公式版と同一で、スクリーンショット、クリック、ナビゲーション、フォーム入力の挙動は同じになる。既存のプロンプトとワークフローは変更なしで引き継げる。

検証済みの性能同等性

プロジェクトは17本の比較で公式拡張機能とのベンチマークを公開している。双方コールドの状態で、タスクあたりの時間とターン数で統計的に区別できず、精度も同一だ。唯一の差はアクションあたりのオーバーヘッドで、こちらは2.7倍低い0.12秒に対し0.31秒となる。

模倣学習レコーダー

内蔵レコーダーは作業中に生の4トラックのブラウザトレースを取る。取得時に分析せず、作業を後回しにする。プロジェクトの研究では、その生録画が前処理済みの要約を上回った。これを戻せば、Claude は温まったセッションからタスクを始める。

サンドボックス化されたコード実行

codemode サーバーは wrangler dev 経由で、LLM が書いた JavaScript を Cloudflare Worker アイソレート内で動かす。生成コードは実際のブラウザ操作のために HTTP で呼び返すので、利用者のマシンでサンドボックス外に出ることはない。土台の MCP サーバーはそのまま残る。

MIT ライセンスで監査可能

ソースは公開され MIT ライセンスだ。拡張機能が利用者のブラウザとデータに何をするかを正確に読める。隠れたテレメトリも黒箱もない。おかしい点があれば、フォークして自分で直せる。

メリットとデメリット

メリット

  • ブロックリストがないので、公式拡張機能が触れないサイトも Claude が自動化できる。
  • Chrome と Edge だけでなく、あらゆる Chromium ブラウザで動く。
  • ベンチマークで公式拡張機能に並びつつ、アクションあたりのオーバーヘッドを削る。
  • MIT ライセンスにより、全体が検証と改変に開かれている。
  • 無料で使え、サブスクリプションも席あたりの料金もない。

デメリット

  • セットアップは手動で多段階なので、非開発者には厳しい。Node.js 18+、Claude Code、そしてターミナルへの慣れが要る。
  • ナレーションの録音には自分の OpenAI API キーが要り、レコーダーは Claude Code でリサーチプレビューのフラグを必要とする。
  • ブロックリストがなければ安全網もない。誤ったアカウントに向ければ、ブラウザは指示どおりに動く。
  • ベンチマークのタスクセットは飽和しており、繰り返し実行のばらつきは10〜20%に及ぶ。小さな性能差はノイズとして見るべきだ。

よくある質問

無料だ。MIT ライセンスで公開されたオープンソースプロジェクトなので、ダウンロードにも利用にも費用はかからない。考えられる唯一の出費は、録音を文字起こししたい場合の OpenAI API キーと、Claude Code にすでに払っている分だけだ。

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